アメリカの薬局がどのように利益をあげているか
先日のアメリカ研修の続き・・・。
薬局経営の話を聞くことができたので簡単にまとめる。
ここでいう薬局は日本でいう調剤薬局とかドラッグストアとかのこと。
利益を維持するためには
①製品(OTC?)のマージンを厚くする
②処方せん枚数を増やす
③患者様を逃さない
④薬剤の購入コストを下げる
⑤生産性を高める
といったことが重要であるとのこと。
これは日本でも一緒。
保険会社が民間であることは有名。
民間であるが為に保険会社からの収益は
薬局の営業努力で上げることができる。
日本は?調剤薬局だと処方箋枚数を増やすか?
薬剤購入費を下げるか?技術料を取りまくるか?
アメリカの話に戻すと、営業努力とは
例えば開局している時間が長い、(日本もそうなるね)
疾病状況を管理するプログラムを有している
など様々な店舗特性により保険会社から
収益を上げることができる。
ここが日本と違うところ?
保険会社はなるべく良質な医療機関と契約することで
患者様に選んでもらえる。
それは、保険会社が契約している医療機関しか
患者様は利用することができないから。
その為に、良好な医療機関には高い収益が与えられるという仕組み。
WIN!WIN!
このようなシステムで、患者様は良質な医療を受けることができ、
それを与える医療機関は保険会社から収益を得ることができ、
良質な医療機関と契約をしている保険会社は患者様(顧客)が増える
といった、すべての人が得をするようなループができる。
WIN!WIN!WIN
こういったシステム作りが、それぞれのモチベーションを上げていき、
全体が活性化しているのがアメリカ。
なにかヒントになれば幸いです。